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【ついき秀学のMirai Vision】エネルギー安保リスクを常に認識せよ

国内ではメディアによる放射線リスクの過大評価で恐怖心が渦巻いている。

転載:

http://www.sankeibiz.jp/business/news/111216/bsg1112160505015-n1.htm

 □幸福実現党党首

 国会会期末となった12月9日、ベトナム、ヨルダン、韓国、ロシアの4カ国に対し、原発輸出や原子力技術の提供などの前提となる「原子力協定」承認案が参議院本会議で可決され、来年1月にも発効する運びとなりました。

 中国やインドを初めとする新興国では、経済発展に伴って拡大する電力需要を賄うため、原発新増設の動きが加速しています。韓国やフランスなどは官民を挙げて受注獲得に取り組んでおり、各国企業による競争が激化。福島第一原発事故を受けて停滞していた日本の原発輸出も今回の承認で再び動き始めます。実際、三菱重工はヨルダンで原子力最大手の仏アレバと組んで、ロシア、カナダと受注を争っており、ヨルダン政府は来年1~3月に優先交渉権を1つに絞る予定なので、これに何とか間に合うこととなりました。

 ◆原発輸出と脱原発依存のねじれ

 野田政権はこのように海外に対しては原発輸出を進める一方で、国内では原発依存度を可能な限り引き下げる方針を菅前政権から踏襲しています。来夏を目途に新たなエネルギー戦略を策定し、電源の安全性やコスト、安定供給などを勘案した“ベストミックス”(最適な発電方式の組み合わせ)を示す予定で、福島原発事故を踏まえて原発依存度は大きく引き下げられる見通しです。

 しかし、自らの国で利用を減らそうとするものを他国には積極的に売り込むというのは明らかに矛盾しています。自動車のセールスマンが自社製の車は危険だからなるべく使わないようにする一方で、他人にはその車を一生懸命売り込んでいるとしたら、そのセールスマンは人として信用されないでしょう。

 現にリトアニアでは7月に日立が原発建設の優先交渉権を獲得していますが、「国内で新原発を建設できないから、海外で原発を売るのか」という疑問の声も上がっています。枝野幸男経済産業相は先月「(日本の原発技術を外国が)評価するなら、それに応えることは矛盾でない」と発言していますが、頼まれて技術供与しているというよりも、競合する国を押しのけて積極的に海外に売り込もうとしているのですから、まともな説明になっていません。

 原発輸出と脱原発依存のねじれの背景には、日本の原発技術への評価が国内と海外で正反対に割れていることがあります。しかし、国内ではメディアによる放射線リスクの過大評価で恐怖心が渦巻いていることを踏まえるなら、海外の冷静な高評価の方が正鵠を射ていると言えましょう。さる放射線医療の専門家がこの秋に欧州で福島原発事故の経緯等を説明したところ、「あんな事故を起こしても一人も死んでいない、奇跡だ」と言われたそうです。

 したがって、原発輸出と脱原発依存の矛盾を放置して対外的な信用を落とさないよう、政府は原発への信頼を取り戻すための対策と国民に対する説明を徹底的に行わなければなりません。今回の事故を教訓に原発の安全性を技術面でも運用面でも飛躍的に高め、また放射線に関する冷静で正しい理解の普及に努めるべきです。

 ◆「もんじゅ」廃炉はあり得ない

 政府による最新の電源別発電コストの試算では、原発のコストは事故費用を含め、2004年の試算よりも約5割上昇したものの、なお液化天然ガス(LNG)並みとされています。もし原子力への依存度を下げて、LNG等の化石燃料の依存度を上げれば、燃料価格の高騰リスクや海上輸送路の途絶リスクが高まります。1970年代の石油ショックによる経済の大混乱や、米国による対日石油禁輸が引き金となった1941年の日米開戦の教訓を忘れてはなりません。エネルギー安全保障上のリスクは放射線の発がんリスクと違って数値化されませんが、現在も中国の海洋侵出が活発化する中、その重大性は常に国民に認識される必要があります。

 その点、発電で燃やしたウランの消費量以上の燃料(プルトニウム)が生み出せる高速増殖炉の開発意義は大きく、潜在的な核抑止力としての機能も考え合わせれば、トラブル続きで費用対効果が低いのは要改善とはいえ、その原型炉「もんじゅ」の廃止はあり得ません。政府には国の将来を過たない判断が求められています。

                   ◇

【プロフィル】ついき秀学

 ついき・しゅうがく 1971年、大阪府生まれ。東京大学法学部第3類(政治コース)を卒業後、宗教法人幸福の科学に入局。財務局長、専務理事などを歴任。2009年、幸福実現党に入党。10年7月、幸福実現党党首に就任。妻と3男の5人家族。趣味は読書と散歩。

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