日比野庵 本館ブログより 大江康弘参院議員の幸福実現党入党について

http://kotobukibune.at.webry.info/201005/article_17.html

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「私は何よりも幸福実現党に共鳴したのは、正にさきほども党首から言葉にありましたように、保守、その中でもやっぱり真性保守としてやっぱり、どう、この日本の国の形、正に歴史観、国家観、ここが共有できたことが、私は自分の決断の中で最も大きかったことであります。中々、民主党におりますときには、こういう国家観、歴史観というのは語れないんです。語れば、いろいろと処罰の、この対象となるわけです・・・」

大江康弘参院議員 於:5/14 幸福実現党記者会見

先日、無所属の大江康弘参院議員が幸福実現党に入党するとの報道がありました。今日は、これについてエントリーしたいと思います。

幸福実現党については、これまで何度か取り上げたことがありますけれども、当ブログでは、昨年の衆院選前に幸福実現党の大戦略として、3つの三分の計があるのではないか、と述べたことがあります。

今回の大江議員の幸福実現等入党について、この3つの三分の計と絡めて考えてみたいと思います。

3つの三分の計とは次の3つの計です。

1.政策三分の計
2.マスコミ三分の計
3.政界三分の計

日比野庵本館 2009.07.22 「幸福を実現する3つの三分の計」

今回の大江議員の幸福実現党への入党は、上述の3つの計のうちの2番目、即ち、マスコミ三分の計の成就を決定づけることになります。大江議員の入党を持って、ほぼ、マスコミ三分の計は成就したと見ていいかと思われます。

というのも、大江議員の入党により、幸福実現党の信用度の向上と、国会やマスコミ、及び一般国民に対する発信力が大幅に向上するからです。

マスコミ三分の計とは、幸福実現党の議員を国会に送り込むことによって、国会に楔を打ち込むと同時に、国会の探査衛星的役割も兼ねることで、世論に対する第3のマスコミを形成するという策ですが、大江議員の入党は、このマスコミ三分の計に大きな影響を与えます。

まず、大江議員の幸福実現党への入党によって、次の3つの効果が期待できます。


1.一般層に対する発信力の強化
2.政権担当能力の強化と政党信用力の大幅な向上
3.国政に対するシンクタンク機能の発揮

これらの点について、次に考えていきたいと思います。

1.一般層に対する発信力の強化

世間に対する影響力という意味では、幸福実現党はすでにそれなりのものを持っています。

それは、幸福実現党の支持母体である、幸福の科学という宗教団体は元より、幸福の科学出版という自前の出版社を持っていることも大きな力になっているものと思われます。

幸福の科学出版の書籍は世に数多く出されていますし、幸福実現党の政策や政権に対する意見を述べた書籍も昨年から数多く出されています。特に今年になってからは、毎月、いや毎週のように新刊が出版されています。

したがって、幸福実現党は、言論を世に問う手段と言う意味での「自前のメディア」を既に有しており、世間に対しての一定以上の影響力を持っていると見ていいと思います。

ただ、その影響力が「政治的」影響力として、目に見える形で出てくるためには、幸福実現党が問うている政策なり、考えなりが一般の有権者に幅広く受け入れられ、支持されるものでなくてはなりません。

以前、「幸福実現党の実力ついて検討する 後編」のエントリーで検討したように、昨年の衆院選の結果を分析する限り、幸福実現党はその党員数、資金力からみて、それに見合った得票数を得ているとは思えません。件(くだん)のエントリーでは、その理由として以下の3つを挙げ、特に3番目に問題があるのではないかと述べました。次に引用します。


何某かの政党の主張が票に結び付かない理由を考えると、大きく以下の3つがあると思われる。

1.政党自身の声が小さく、政党そのもの、およびその主張が有権者に全然知られていない。
2.党員の大多数が選挙活動を行わず、票の掘り起こしが全く為されなかった。
3.政党の主張が有権者にとって、荒唐無稽か理解不能なものに思われて、支持が広がらなかった。

先の衆院選における、幸福実現党の選挙活動を上記に当てはめて検証してみると、1については、大々的な街宣活動や、書籍の出版等、また選挙戦後半にはTVCMを打っていたことから見ても、ほぼ該当しない。

2についても、1と同じく各選挙区で行われた街宣活動からみて、半分以上は該当しないと思われる。

最後の3についてだけれど、理由があるとすれば、これが該当すると思われる。たとえば、国防を主張する一方、大規模な移民政策を打ち出したり、右なのか左なのかよくわからないというのは一つあったと思う。

日比野庵本館 2010.04.20 「幸福実現党の実力ついて検討する 後編」

今回の大江議員の入党は、この3番目の弱点を補完するものとみてよいと思われます。

というのも、大江議員は既に現職の国会議員であり、自身の支持団体及び後援会を持ち、実際に選挙で勝ったという実績があるからです。それだけの支持がある。

前回の参院選では、大江議員は6万9千票もの得票を得ていますけれども、前回の衆院選で、幸福実現党で最高の得票数を得た候補者は兵庫9区の高木義彰氏で12033票の得票でしたから、それと比較しても5倍以上の得票を大江議員は得ていることになります。それだけの「一般の」支持があることは、実は物凄く大きな事なのです。

ただ、懸念されることは、大江議員の幸福実現党への入党によって、従来の支持者が支持を止め、離れていってしまうことなのですけれども、大江議員は先の5月連休中に地元の後援会・支持者に入党の経緯を説明して回って、理解を得る努力をされていたようです。

その辺りについて、大江議員の公式サイトで次のように述べられています。


・・・このゴールデンウィークに私の地元を廻り後援会、支援者の方々にご説明にあがりましたところ、 皆さん驚いておられました(当然ですよね!)
しかし『幸福の科学』がいかがわしい変な宗教団体(高いお布施や仏壇を買わせる、太鼓や鐘をたたくなどありません) でないことがわかると、ご理解くださり『どんな状況にあろうと、これからもずっと大江を応援する』と言ってくださったときは、 涙が出るほど嬉しかったです。
『幸福実現党』は、私を縛りつけることなく自由に政治活動をすることを約束してくれました。私は今までの信念を曲げる ことなく、自分の思想を政治に反映していくつもりです。今まで通り、自民党とも協力していくことになります。

大江康弘officialWebsite 『幸福実現党』に入党 より引用

この件(くだり)を読む限り、選挙もしくは政治活動において、候補者本人の人物としての信用が、如何に大きいものなのか良く分かります。

候補者の人物が確かであり、所属する政党が「いかがわしい変な宗教団体」ではないことが分かれば、一般の有権者が応援する可能性は充分にある、ということですね。夏の参院選に出馬する幸福実現党の候補者の方にとっても、参考になることではないかと思います。

そして大江議員自身も、入党記者会見にて、幸福実現党としても、今後幅広い政党活動ができるのではないか、と述べていますし、5/14の入党と同日付で、幸福実現党の選挙対策本部長に就任したとのことですから、一般の方に政策・理念をより分かるように伝えていく、というミッションが期待されているのではないかと思われます。

これは、そのまま、幸福実現党が得票を得られなかった原因の一つであると思われる「政党の主張が一般に理解されにくい」という部分を大きく改善し、政党としての発信力を強化するものになります。

2.政権担当能力の強化と政党信用力の大幅な向上

次に、大江議員の幸福実現党への入党は、政党に対する、政権担当能力を大きく向上させるものになると思われます。

というのも、大江議員が入党する以前の幸福実現党は、世間では、政権担当能力があるのかどうか分からない、むしろ不安である、という目で見られていたであろうからです。

確かに、去年まで一宗教団体であったものが、いきなり政党を作って、衆院選に300人以上の候補者を大々的に出馬させて、一部で話題となったという実績は残しました。しかし、現職はおろか議員経験者もいない政党が、いきなり国政に名乗りを上げたところで、政権担当能力云々を言う事自体、無理があるというものです。

今年始めに、拙ブログで、政党支持に関するアンケートを取らせていただきましたけれども、そこでは、幸福実現党に政権担当能力がある、答えた人は、幸福実現党を支持する人に比べて、3割ほど減少していました。つまり、幸福実現党の支持者ですら、幸福実現党の政権担当能力に疑問を持っていた、ということです。

要するに、言葉は悪いですけれども、世間は幸福実現党を「政党としては素人の集団である」と見ていたということですね。

そこへきて、今回、大江議員が幸福実現党に入党した。この意味は決して小さいものではありません。

大江議員は、「政界のフィクサー」「寝業師」との異名を持つ、故・玉置和郎議員秘書を務め、1979年の和歌山県議会議員初当選以来、ずっと政治家として活動してきた経歴の持ち主です。

いわば、30年も政治畑で生きてきた人ですから、世間は大江議員を「政治のプロ」として見ていることは確実です。

ですから、この「政治のプロ」である大江議員が幸福実現党に入党することで、幸福実現党は「素人の集団」から「プロが居る政党」に格上げされる事になります。もちろん、これは「世間が幸福実現党を見る目」という意味においてですけれども、幸福実現党に対するマスコミの見方も、同様に変わることを意味します。

つまり、マスコミは、今後、幸福実現党を「カルトを母体とした、泡沫政党」という範疇に押し込める事が軽々には出来なくなった、ということなのです。

これは、幸福実現党に所属する議員が5名を数え、政党要件を満たすようになれば、益々はっきりしてくるでしょう。そこまできてようやく、普通の政党として世間一般に認知されることになります。

夏の参院選において、この政党要件を満たす、というのは幸福実現党の次の目標となるでしょう。

3.国政に対するシンクタンク機能の発揮

最後に、国政に対するシンクタンク機能の発揮です。

国民からみれば、大江議員が幸福実現党に入党することで、幸福実現党の議員が出たんだな、という認識が殆どでしょうけれども、国会に集まる他党の議員達にとって、大江議員は、幸福実現党の代表でもあるのですね。

したがって、たとえ、大江議員が会派に参加せず無所属であったとしても、大江議員が「国会に存在する」だけで、幸福実現党の考え方や個別の案件に対して、どう考えているのかを問い質すこともできるわけです。

というのも、幸福実現党の打ちだす政策について、国会内でも一定の理解があるのではないかと思われるからなのです。

以前、「マスメディア付シンクタンク」のエントリーにおいて、幸福実現党にはシンクタンク機能がある、と述べたことがありますけれども、幸福実現党の打ちだしている政策は他党にパクられているのではないかと思われる事例がいくつかあります。

民主党の高速道路無料化などは、幸福実現党の母体である幸福の科学がいち早く打ち出していましたし、先の衆院選でも、幸福実現党は、執拗なまでに国防について訴えていましたけれども、選挙戦終盤になると、自民党も国防について語るようになりました。

ですから、他党の議員にとって、大江議員は、幸福実現党の窓口でもあるわけです。そうしたことを踏まえますと、たとえば、国会審議の合い間に、大江議員を捕まえて、ちょっと立ち話をするだけでも、幸福実現党の見解、時には公表されていない考えについてさえも、聞き出すことができるというわけです。

これは、政策や考えをダイレクトに国会に伝えるという意味では、とても大きなものになります。まさに国会に打ちこまれた楔ですね。

これによって、幸福実現党は、政府の政策にも、ある程度の影響を及ぼす可能性が出てきました。もちろん世論の動向に左右されるのは、言うまでもありませんけれども、幸福実現党は、自身の支持母体である幸福の科学と幸福の科学出版というマスメディア媒体を持っていますから、そちらからも、党の考え方を世間にアピールすることもできる訳です。

つまり、出版書籍や支持母体を中心とした世論へのアプローチと、国会内に打ちこまれた、大江議員という楔からの国会へのアプローチ、この外からのアプローチと内からアプローチの両方の働きかけによって、政府の政策に影響を及ぼしていく可能性がある、ということですね。

ここまでいくようになると、はっきりと第3のメディアとしての働きをしていくようになってきます。なにしろ、国会議員がいるわけですから、幸福実現党の働きかけによって、他党の議員がどういう反応を示したのか、また、国会内の様子や各議員の問題認識など、それこそ、探査衛星としての情報収集も可能になります。

そして、それらの情報をフィードバックすることで、また一段と深く政策を練り、同時に世間への訴えかけに転化することもできるわけです。したがって、幸福実現党の影響力は、今よりも格段に高まることが予想されます。

もちろん、これは、その幸福実現党の政策の確かさ、先見性の度合いに比例したものになるでしょうけれども、逆にいえば、他党と比較してこの部分が抜きん出ていれば、他党からは無視しがたい存在になるわけです。

先の衆院選、夏の参院選の各党のマニフェストを見る限り、その正誤は別として、最も未来戦略を提示していると思われるのが幸福実現党ですから、この部分で他党からの注目を集める可能性は高いと思われます。

今の民主党政権は、経済政策、特に成長戦略は皆無といっていいほどありませんから、この意味において、幸福実現党が、国会内で、国政に対するシンクタンク機能を発揮してゆくことになるでしょう。

以上のことを踏まえますと、今回の大江議員の幸福実現党の入党は、思っている以上に重大な意味があり、大きく国政に影響を及ぼす切っ掛けになると思います。

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