日高義樹氏 ブッシュのあとの世界「アメリカはアジアで何もできない」から

アメリカ軍がキム・ジョンイルの日本に対するミサイル攻撃に反撃できないと私が思うのは、朝鮮半島全土に繰り広げられる全面戦争に対応できないと国防総省幹部が考えているからだ。こう見てくると北朝鮮の核をはじめとする朝鮮半島の問題は、日本や中国など周辺の国々の問題であることがはっきりする。

アメリカ国防総省の情報によれば、中国はすでに北朝鮮の国境地帯に機動力の高い第一線部隊二個師団を展開している。スパイ衛星からの映像では、この二個師団は連日のように訓練を繰り広げているという。

一方ロシア軍も、緊急事態に備えて極東の地上部隊の増強を始めている。アメリカ軍もハワイに防空センターをつくるとともに、第七艦隊の空母やイージス駆逐艦の増強を図っている。いまのところ何の行動も起していないのは日本だけである。

日本の人々は、日本周辺に緊急事態が起きれば日米安全保障に基づいてアメリカが助けてくれると信じてきた。だが冷戦後はその日米安保条約がじわじわと空洞化を始め、十数年経った現在では、この条約をもとにアメリカが日本のを守ってくれることをアテにはできなくなっている。

この半世紀あまり日本の指導者たちは、日本は自分の国を守るために戦略を立て行動するという基本的な国家の事業を忘れて政治を行ってきた。

イラクが片付かないかぎり、アメリカはアジアで何もできないという状況は、日本の指導者にとっては、国と国民を守るという基本的な仕事を再開するための絶好の機会であろう。

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://toth.blog86.fc2.com/tb.php/166-7eca67b0

 BLOG TOP 

プロフィール

パラジウムの錬金術師

Author:パラジウムの錬金術師
(^-^)v
このブログは個人ブログです。

幸福の科学とは直接関係がありません。

FC2ブログへようこそ!

最新コメント

最新記事

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード